記念銀貨の価値はどのように決まる?
シリーズものや毎年国が発表する銀貨とは違い、大きなイベントが行われる際などに発行される記念銀貨ですが、1度購入すると色んな種類をコレクションしてみたくなる人もいるでしょう。過去のものや新たに発表される記念銀貨は今後ますます値段が上がる可能性を秘めています。存在そのものにプレミア価値があるのが魅力のひとつです。通常の記念コインの取引価格は安定しており手に入れやすいですが、そこにプレミアが加味されると何倍にも価格がアップすることもあります。興味があれば気軽に購入することができるので、まずはどんなものがあるのか調べて検討してみることをおすすめします。また過去に購入した銀貨でも、年数が経つと価値の動きが違ってくるものがあります。理由のひとつは「限定生産品」という付加価値です。例えば生産枚数が少ない場合、それに合わせて手に入れられる人数も限られてしまいます。
だんだん年数が経つごとに現存枚数が減っていき、もし最後の1枚になってしまった場合その1枚にはかなりのプレミア価格がつけられるでしょう。さらに「記念が重なる」ということも挙げられます。例えば2000年というミレニアムとシドニーオリンピック開催という2つのイベントが重なった際はおよそ10倍の取引価格が表示されましたが、通常オリンピック開催による記念銀貨はそこまで値は上がることはありません。イベントが重なること自体が珍しいため、希少性はさらに高くなります。